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小原古邨(祥邨) 
  
 明治10年(1877)金沢市に生まれる。鈴木華邨に師事し、日本画を習う。明治32年より日本絵画協会主催の展覧会「共進会」で上村松園,小林古径、竹内栖鳳などと共に出品し、第7回展で「寒月」三等褒状、第9回展で「花鳥獣(四種)が2等褒状、第10回展で「からすうり」が2等褒状、第11回展で「嵐」が2等褒状、第12回展で「花鳥百種」が2等褒状と華々しい活躍をする。
 日本画家としての道を歩み始めた古邨に転機が訪れる。
 アーネスト.フェノロサに認められ、ヨーロッパ向けの輸出用の花鳥木版画の版下(下絵)を描く、古邨と彫師、摺師の卓越した職人技が生み出す見事な木版画は、優れた美術作品として欧米の美術館.コレクターが多数、収蔵,所蔵している。
 平成13年日本人アーティストとして始めての展覧会がオランダ国立アムステルダム美術館で開催され(パート1.2001年3月31日〜5月13日,パートU。5月16日〜7月1日)同館所蔵の小原古邨の日本画.木版画180点が展覧されました。
 昭和に入り渡辺木版店から祥邨と改名して木版の下絵を描く。昭和20年(1945)東京で亡くなる。

  (注)祥邨のものは後摺がある。

2002年11月 茜画廊


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