ロバート・ムラーが愛した日本の木版画 第一部 2004年4月4日(日)~25日(日) 第二部 2004年5月2日(日)~23日(日) |
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橋本周延 時代かがみ「明治」 明治30年・木版画 33.5cm×21.5cm 松本平吉初版 ムラーコレクション 少滲み |
山本昇雲 葦と真鴨 明治期・ 木版画 35.3cm×18.6cm 摺、状態良 |
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¾¾ | 豊原国周 芸者三代吉 明治2年・木版画 26.5cm×39.0cm 摺・極良 汚れ、虫穴、裏打 |
吉川観方 三条大橋の朝霧 大正13年・木版 多色刷 49.8cm×21.2cm 少シミ、摺良 千葉市美術館、ムラーコレクション所蔵 |
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¾¾ | ¾¾ | 北野恒富 「冥途の飛脚」の梅川 大正12年・木版画 38.7cm×25.2cm |
野村芳光 京洛名所〔清水産寧坂通〕 昭和5年・木版 多色刷 34.0㎝×21.0㎝ 佐藤章太郎版 三光会 |
¾¾ | ¾¾ | 堂本印象 初化粧 昭和10年・木版画 42.2㎝×30.4cm 状態極良、弱い中折 |
土屋光逸 雪の堅田浮見堂 1934年(昭和9年)・木版 36.5cm×24.4cm 摺・状態極良 東京国立近代美術館所蔵 №1607 |
2003年7月9日 毎日新聞朝刊記事より |
◆明治~昭和の日本版画4000点を米の収集家、 ムラー氏の家族がスミソニアン協会に寄贈◆ |
米国の著名な版画収集家、故ロバート・ムラー
氏の遺志を踏まえて収集作品を米スミソニアン協会のアーサー・サックラー・ギャラリーに寄贈した。 同ギャラリーは作品の一部を報道関係者に公開し、1年以内に特別展を開催する方針を示した。ムラー氏は1918年生まれ。ニューヨークの画廊で巴水の「清洲橋」を目にして日本の版画に魅せられた。1940年の初来日以降、版画の収集を始める。 すでに評価の定まった江戸版画には目もくれず、評価の低い版画、〔吉田博、川瀬巴水、吉川観方、高橋松亭、小原古邨、漆原由次郎(英)、竹内栖鳳、水野年方、尾形月耕、豊原国周、橋本周延、小林清親、土屋光逸〕等を購入していった。…私のコレクションの長所は収集の範囲が非常に広いという点にあると思っております。つまり、山本昇雲、古家台軒、堂本印象のように作品数も少なくあまり評価の高くない版画や、あるいは、その作品が欧米のコレクションやオークションに流れているにもかかわらず、日本で誰もその人について詳しく知る事のない作家たちの木版画に収集の手を伸ばしているからです…。明治、大正、昭和初期の木版画は、実に長い間、日本では観光客相手のレベルの低い大衆美術と見なされて来ましたが、最近やっとそれ等のものが外国では明治以降のほとんど評価されない日本画、洋画に比べて絵師、彫師、摺師の三者が作り出す日本にしかない木版画は芸術作品として高く評価され多くの美術館、博物館、コレクターが収蔵し度々展覧会が開催されていることが解ってきました。 1987年頃より茜画廊が収集した2000余点の中の約250点が偶然にもムラーコレクションと同じものでした。 全品の展示は出来ませんが、2回に分けて出来るだけ多くの作品をお見せ出来ればと思っております。 |
他の作品は、《作品検索&販売》でご覧ください。 茜画廊 三島市東本町1-15-1山川ビル2F Tel&Fax 055-971-9823 E-mail : info@akanegarou.com |
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