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鈴木華邨
  
 (1860年〜1919年) 江戸下谷に加賀藩前田家呉服用達武蔵屋の子として生まれた。14歳で菊池容斎の高弟中島亨斎に入門し、容斎の孫弟子として修行した。花鳥山水に秀で、横浜の輸出入業者で工芸品の下絵描きに腕を振るった。1877年フィラデルフィアの国際博覧会において日本側の絵画係となって活躍したり、英語の本に口絵を描いたりしたので、この時代の画家の中では海外で最も名を知られた画家であった。華邨の口絵の特徴は、とにかく画面一杯に描きつめることであった。

2004年4月 茜画廊


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