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天保10年(1839)江戸に生まれる。明治以降では大蘇芳年と号したこともある。歌川国芳の門に入って修業し、次第に浮世絵師として認められるようになり、慶応3年(1867)には芳幾、国周と共に浮世絵界の三傑といわれた。そして明治に入ってからも「郵便報知新聞」や「絵入自由新聞」などでも活躍し、門人多数を擁するようになった。 「風俗三十二相」等の美人画の他に、刺激性あるもの、奇抜なもの、ショッキングなものを特に扱っており、これは事件を報道してゆく新聞の目的にも合ったのではないかと思われる。明治25年(1892)没。
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