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川合玉堂
  
 川合玉堂(1873年〜1957年) 愛知県に生まれる。14歳の時に京都にでて望月玉泉に入門、玉舟の号を与えられたが、17歳の時、内国勧業博覧会出品を機に玉堂と改称し、幸野楳嶺に師事した。楳嶺の死後上京して橋本雅邦に入門し、それ以来雅邦に従って日本美術院創立に参加するとともに、美術院系の画家として活躍した。著名になった後自身で開いた画塾の他、大正4年から昭和13年まで東京美術学校の教授として長く後進の指導にあたった。
京都で学んだ四條派と雅邦から直接指導を受けた狩野派を融合させて描いた詩情あふれた風景画は高い評価を受けた。玉堂はこの当時日本画界の中堅を占める本画家であった為、口絵は少なく、単行本では殆ど見当たらない。その意味で『文芸倶楽部』に描かれた「佳人の夢」は貴重な作品である。人物画が殆どの口絵の中で、描かれた4点の口絵の内2点は「清流」「一竿の風月」という風景画であることも特記に価する。

2004年3月 茜画廊


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